ピアノならではの両手練習のお話

2026年06月19日 00:12
カテゴリ: ピアノ練習法

ピアノを両手で上手く弾けない時、先ずは片手ずつの練習をしてから再び両手に移る、という方法、とてもシンプルに聞こえますが、実はそう単純ではない、、というか、単純にしてしまっては効果的な練習にはなりません。
そもそも、片手で弾く場合と両手で弾く場合では、異なる神経を使うため、片手でスラスラ上手に弾けても、両手用の練習を別途しなければなりませんし、両手で良く弾けているようでも、片手にすると途端に弾けなくなる、ということもよくあります。
両手で弾いていてもしっくり来ない時は、片手ずつの練習へ。左右それぞれの練習がだいぶ体に馴染んだな、と思ったら、再び両手に移るわけですが、その際、先ずは左手のことに9割意識を持って行き、右手は弾き損じがあっても気にしない。これにまた馴染んで来たら、左手8割右手2割くらいの感覚で、まだ右の弾き損じは気にしない。さらに7対3、6対4、と意識する比重を変えながら進めて行き、左右5対5くらいのバランス感覚を覚えられるようになったら、今度は左右逆転。先ほどの反対で、右手のことに9割意識を持って行き、左手は弾き損じがあっても気にしない、、というところからまた始めます。

ここまで読んで下さった方、なんだかややこしい……とお思いでしょうか(笑)
文章にすると非常に複雑に聞こえますし、子供達に伝える時にはこのややこしさを消しながら遊び感覚で伝えるのが私の務めです。
“バランス“という目に見えないものを実感してもらいながら、自分の音をしっかり聴く意識を養わなければなりません。
幸いウチの生徒ちゃん達は皆ニヤニヤしながら面白がってやってくれるので、私も楽しんでいますし、私が自分の練習をする際には生徒達のニヤニヤが思い出されて、練習がちょっと楽しくなってきます。
皆、ありがとう。

前のページ
発表会 選曲
一覧へ
次のページ
記事はありません
記事一覧を見る